基本情報技術者講座
★ 猫本 9-04 業務モデリング(その2) ★
基本情報技術者 令和元年度秋期 問45
図は構造化分析法で用いられるDFDの例である。図中の"○"が表しているものはどれか。

ア | アクティビティ |
イ | データストア |
ウ | データフロー |
エ | プロセス |
解説
(頭の準備体操)
DFD(Data Flow Diagram):「適用業務データの流れに注目して視覚的に表現したもの」(SW19.2.39)
□:データの源泉と吸収
〇:プロセス
=:データストア
→:データフロー
よって,エである。
解答
エ
基本情報技術者 平成28年度春期 問64
業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
ア | 対象をエンティティとその属性及びエンティティ間の関連で捉え,データ中心アプローチの表現によって図に示す。 |
イ | データの流れによってプロセスを表現するために,データの発生,吸収の場所,蓄積場所,データの処理をデータの流れを示す矢印でつないで表現する。 |
ウ | 複数の観点でプロセスを表現するために,目的に応じたモデル図法を使用し,オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。 |
エ | プロセスの機能を網羅的に表現するために,一つの要件に対し発生する事象を条件分岐の形式で記述する。 |
解説
(頭の準備体操)
UML(Unified Modeling Language):主にオブジェクト指向のシステム開発で用いられるモデリング手法
ア | E-R図 |
イ | DFD |
ウ | UML(正解) |
エ | BPD |
解答
ウ
基本情報技術者 平成31年春期 問46
UMLにおける振る舞い図の説明のうち,アクティビティ図のものはどれか。
ア | ある振る舞いから次の振る舞いへの制御の流れを表現する。 |
イ | オブジェクト間の相互作用を時系列で表現する。 |
ウ | システムが外部に提供する機能と,それを利用する者や外部システムとの関係を表現する。 |
エ | 一つのオブジェクトの状態がイベントの発生や時間の経過とともにどのように変化するかを表現する。 |
解説
(頭の準備体操)
アクティビティ図:業務プロセスの実行順序や分岐などのワークフローを表す図
(イメージ図)(AP28.1.午後08 通信販売用Webサイトにおける決済処理(抜粋))
【 a 】配送センタへの商品の発送を指示する
【 b 】顧客に商品の発送を通知する
ア | アクティビティ図(正解) |
イ | シーケンス図 |
ウ | ユースケース図 |
エ | ステートマシン図(状態遷移図) |
解答
ア
基本情報技術者 平成30年度春期 午前問64
UMLをビジネスモデリングに用いる場合,ビジネスプロセスの実行順序や条件による分岐などのワークフローを表すことができる図はどれか。
ア | アクティビティ図 |
イ | オブジェクト図 |
ウ | クラス図 |
エ | コンポーネント図 |
解説
(頭の準備体操)
アクティビティ図:業務プロセスの実行順序や分岐などのワークフローを表す図
よって,アである。
解答
ア
基本情報技術者 平成30年度秋期 問46
UML2.0のシーケンス図とコミュニケーション図のどちらにも表現されるものはどれか。
ア | イベントとオブジェクトの状態 |
イ | オブジェクトがある状態にとどまる最短時間及び最長時間 |
ウ | オブジェクトがメッセージを処理している期間 |
エ | オブジェクト間で送受信されるメッセージ |
解説
シーケンス図:「オブジェクト間の相互作用を時系列に表す図」(FE29.2.46)。「時間軸に沿って,状態遷移,時間制約,メッセージの送受信などを表現する。」(SW19.2.42)
(イメージ図)(FE28.2.午後05 レンタル業務システム(抜粋))
【 c 】貸出期間,本日日付
【 d 】貸出期間
コミュニケーション図:「オブジェクト間の相互作用を表現し,オブジェクト間のデータリンクを強調する。」(SW19.2.42)
(共通点)
オブジェクト間のメッセージのやり取り(相互作用)を表現する。
(主な違い)
シーケンス図では時系列(シーケンス)で表現するのに対し,コミュニケーション図ではオブジェクト間の関係(データリンク)に着目して表現する。
よって,エである。
解答
エ