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ITパスポート講座

★ 1-07 AI(その1) ★

ITパスポート 令和元年度秋期 問22

人工知能の活用事例として,最も適切なものはどれか。

ア  運転手が関与せずに,自動車の加速,操縦,制動の全てをシステムが行う。
イ  オフィスの自席にいながら,会議室やトイレの空き状況がリアルタイムに分かる。
ウ  銀行のような中央管理者を置かなくても,分散型の合意形成技術によって,取引の承認を行う。
エ  自宅のPCから事前に入力し,窓口に行かなくても自動で振替や振込を行う。

解説

(頭の準備体操)

AI(Artificial Intelligence:人工知能):人間が行うような知的な活動を行うプログラム


ア  「人工知能」の活用事例(正解)
イ  「IoT」の活用事例
ウ  「ブロックチェーン」の活用事例
エ  「インターネットバンキング」の活用事例

解答

ITパスポート 平成31年度春期 問23

プロの棋士に勝利するまでに将棋ソフトウェアの能力が向上した。この将棋ソフトウェアの能力向上の中核となった技術として,最も適切なものはどれか。

ア  VR
イ  ER
ウ  EC
エ  AI

解説

(頭の準備体操)

AI(Artificial Intelligence:人工知能):人間が行うような知的な活動を行うプログラム


ア  VR(Virtual Reality:仮想現実):コンピュータで模倣した物体や空間を,コンピュータグラフィックスなどを使用して実際の世界のように知覚できるようにする技術
イ  E-R図(Entity Relationship Diagram):「対象とする世界を実体と関連の二つの概念で表現する図である。」(FE27.1.47)
ウ  EC(Electronic Commerce:電子商取引):「消費者向けや企業間の商取引を,インターネットなどの電子的なネットワークを活用して行うことである。」(FE17.1.79)
エ  AI(Artificial Intelligence:人工知能):人間が行うような知的な活動を行うプログラム(正解)

解答

ITパスポート 令和4年度 問21

政府が定める"人間中心のAI社会原則"では,三つの価値を理念として尊重し,その実現を追求する社会を構築していくべきとしている。実現を追求していくべき社会の姿だけを全て挙げたものはどれか。

a. 持続性ある社会

b. 多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会

c. 人間があらゆる労働から解放される社会

d. 人間の尊厳が尊重される社会

ア  a,b,c
イ  a,b,d
ウ  a,c,d
エ  b,c,d

解説

(頭の準備体操)

人間中心のAI社会原則

・人間の尊厳が尊重される社会

・多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会

・持続性ある社会


・人間の尊厳が尊重される社会:「我々は,AIを利活用して効率性や利便性を追求するあまり,人間がAIに過度に依存したり,人間の行動をコントロールすることにAIが利用される社会を構築するのではなく,人間がAIを道具として使いこなすことによって,人間の様々な能力をさらに発 揮することを可能とし,より大きな創造性を発揮したり,やりがいのある仕事に従事したりすることで,物質的にも精神的にも豊かな生活を送ることができるような,人間の尊厳が尊重される社会を構築する必要がある。」(内閣府「人間中心のAI社会原則」)

・多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会:「多様な背景と価値観,考え方を持つ人々が多様な幸せを追求し,それらを柔軟に包摂した上で新たな価値を創造できる社会は,現代における一つの理想であり,大きなチャレンジである。AIという強力な技術は,この理想に我々を近づける一つの有力な道具となりえる。我々はAIの適切な開発と展開によって,このように社会のありかたを変革していく必要がある。」(内閣府「人間中心のAI社会原則」)

・持続性ある社会:「我々は,AIの活用によりビジネスやソリューションを次々と生み,社会の格差を解消し,地球規模の環境問題や気候変動などにも対応が可能な持続性のある社会を構築する方向へ展開させる必要がある。科学・技術立国としての我が国は,その科学的・技術的蓄積をAIによって強化し,そのような社会を作ることに貢献する責務がある。」(内閣府「人間中心のAI社会原則」)

よって,イである。

解答