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ITパスポート講座

★ 猫本 8-04 ソフトウェア開発手法(その1) ★

ITパスポート 平成28年度秋期 問46

ソフトウェア開発モデルには,ウォータフォールモデル,スパイラルモデル,プロトタイピングモデル,RADなどがある。ウォータフォールモデルの特徴の説明として,最も適切なものはどれか。

ア  開発工程ごとの実施すべき作業が全て完了してから次の工程に進む。
イ  開発する機能を分割し,開発ツールや部品などを利用して,分割した機能ごとに効率よく迅速に開発を進める。
ウ  システム開発の早い段階で,目に見える形で要求を利用者が確認できるように試作品を作成する。
エ  システムの機能を分割し,利用者からのフィードバックに対応するように,分割した機能ごとに設計や開発を繰り返しながらシステムを徐々に完成させていく。

解説

(頭の準備体操)

ウォータフォールモデル:上流工程から下流工程へ順番に開発する。

プロトタイピングモデル:システム開発の早い段階で,プロトタイプ(試作品)を作成する。

スパイラルモデル:分割した機能ごとに,設計や開発を繰り返しながら徐々に完成させる。

RAD:開発ツールなどに用意された部品やひな形を使って迅速に開発する。


ア  ウォータフォールモデル(正解)
イ  RAD(Rapid Application Development)
ウ  プロトタイピング
エ  スパイラルモデル

解答

ITパスポート 平成28年度春期 問49

ユーザの要求を定義する場合に作成するプロトタイプはどれか。

ア  基幹システムで生成されたデータをユーザ自身が抽出・加工するためのソフトウェア
イ  ユーザがシステムに要求する業務の流れを記述した図
ウ  ユーザとシステムのやり取りを記述した図
エ  ユーザの要求を理解するために作成する簡易なソフトウェア

解説

(頭の準備体操)

プロトタイプ:試作品


よって,エである。

解答

ITパスポート 平成30年度春期 問54

一般的なウォータフォールモデルで開発を行うプロジェクトにおいて,プロジェクトの経過とともに必要となる要員の数と,変更や間違いが発生したときに訂正作業に掛かる1件当たりのコストについて図にしたもののうち,適切な組合せはどれか。


解説

(頭の準備体操)

ウォータフォールモデル:(上流工程)「計画」→「要件定義」→「設計」→「開発」→「テスト」(下流工程)


・プロジェクトの経過とともに必要となる要員の数:「開発」段階が最も要員が必要となる。aである。

・変更や間違いが発生したときに訂正作業に掛かる1件当たりのコスト:下流工程へ行くほど手戻り作業が多くなり,時間と要員を要するため高額になる。bである。

よって,アである。

解答

ITパスポート 平成31年度春期 問51

システムの利用者と開発者の間で,システムの設計書の記載内容が利用者の要求を満たしていることを確認するために実施するものはどれか。

ア  共同レビュー
イ  結合テスト
ウ  シミュレーション
エ  進捗会議

解説

(頭の準備体操)

共同レビュー:開発者と利用者が共同で行う検討会議。設計書が利用者の要件を満たしていることを確認する。


よって,アである。

解答