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ITパスポート講座

★ 猫本 8-05 プロジェクトマネジメント(その9) ★

※ 猫本 5-04 リスクマネジメント(その4)参照 ※

ITパスポート 平成29年度秋期 問42

リスクへの対応策は,回避,軽減,受容,転嫁の四つに分類することができる。ある会社で,個人情報を取り扱うシステムの開発を受託した。その開発プロジェクトにおけるリスク対応策のうち,個人情報漏えいに関するリスクの軽減に該当するものはどれか。

ア  個人情報の持出しが発生しないように,プロジェクトルームから許可無く物を持ち出すことを禁止する。
イ  個人情報漏えいによって賠償金を請求された場合に備えて,損害の全額を補償対象とする保険に加入する。
ウ  個人情報漏えいの影響は大きいので実際の個人情報を預からずに架空の情報で代替して作業する。
エ  独立したプロジェクトルームで作業する開発環境なので,個人情報漏えいの発生確率は低いと考え,万が一のリスク発生時に備えて予備費を確保しておく。

解説

(頭の準備体操)

リスク転嫁(リスク移転):リスクを第三者へ移転・転嫁(第三者と共有)する。

リスク回避:リスクの原因を除去する。

リスク低減:リスクの損失額や発生確率を低く抑える。

リスク受容(リスク保有):影響度が小さいので,許容範囲として受け入れる。


ア  リスク軽減(正解)
イ  リスク転嫁
ウ  リスク回避
エ  リスク受容

解答

ITパスポート 平成29年度春期 問47

あるシステム開発プロジェクトでは,システムを構成する一部のプログラムが複雑で,そのプログラムの作成には高度なスキルを保有する特定の要員を確保する必要があった。そこで,そのプログラムの開発の遅延に備えるために,リスク対策を検討することにした。リスク対策を,回避,軽減,受容,転嫁に分類するとき,軽減に該当するものはどれか。

ア  高度なスキルを保有する要員が確保できない可能性は低いと考え,特別な対策は採らない。
イ  スキルはやや不足しているが,複雑なプログラムの開発が可能な代替要員を参画させ,大きな遅延にならないようにする。
ウ  複雑なプログラムの開発を外部委託し,期日までに成果物を納品する契約を締結する。
エ  複雑なプログラムの代わりに,簡易なプログラムを組み合わせるように変更し,高度なスキルを保有していない要員でも開発できるようにする。

解説

(頭の準備体操)

リスク転嫁(リスク移転):リスクを第三者へ移転・転嫁(第三者と共有)する。

リスク回避:リスクの原因を除去する。

リスク低減:リスクの損失額や発生確率を低く抑える。

リスク受容(リスク保有):影響度が小さいので,許容範囲として受け入れる。


ア  リスク受容
イ  リスク軽減(正解)
ウ  リスク転嫁
エ  リスク回避

解答

ITパスポート 平成28年度秋期 問42

プロジェクトで発生するリスクの対応策は回避,軽減,受容,転嫁に分類できる。あるシステム開発プロジェクトにおいて,設計及び開発工程をA社に委託したい。A社は過去のシステム開発で納期遅延が発生したことがあるので,今回も納期が遅れる可能性が考えられる。納期遅れのリスクの軽減に該当する対応策はどれか。

ア  A社に過去の納期遅延の原因分析とそれに基づく予防策を今回の開発計画に盛り込ませる。
イ  A社への委託を取りやめる。
ウ  納期遅れ時にはA社が遅延損害金を支払う契約を締結する。
エ  納期遅れ時の対策費用をあらかじめプロジェクトに計上しておく。

解説

(頭の準備体操)

リスク転嫁(リスク移転):リスクを第三者へ移転・転嫁(第三者と共有)する。

リスク回避:リスクの原因を除去する。

リスク低減:リスクの損失額や発生確率を低く抑える。

リスク受容(リスク保有):影響度が小さいので,許容範囲として受け入れる。


ア  リスク軽減(正解)
イ  リスク回避
ウ  リスク転嫁
エ  リスク受容

解答

ITパスポート 平成28年度春期 問44

システム開発プロジェクトにおけるリスク対応には,回避,転嫁,軽減,受容などがある。転嫁の事例として,適切なものはどれか。

ア  財務的なリスクへの対応として保険を掛ける。
イ  スコープを縮小する。
ウ  より多くのテストを実施する。
エ  リスク発生時の対処に必要な予備費用を計上する。

解説

(頭の準備体操)

リスク転嫁(リスク移転):リスクを第三者へ移転・転嫁(第三者と共有)する。

リスク回避:リスクの原因を除去する。

リスク低減:リスクの損失額や発生確率を低く抑える。

リスク受容(リスク保有):影響度が小さいので,許容範囲として受け入れる。


ア  リスク転嫁(正解)
イ  リスク回避
ウ  リスク低減
エ  リスク受容

解答

ITパスポート 令和2年度公開 問54

システム開発プロジェクトにおいて,テスト工程で使用するPCの納入が遅れることでテスト工程の終了が遅れるリスクがあり,対応策を決めた。リスク対応を回避,軽減,受容,転嫁の四つに分類するとき,受容に該当する記述として,最も適切なものはどれか。

ア  全体のスケジュール遅延を防止するために,テスト要員を増員する。
イ  テスト工程の終了が遅れても本番稼働に影響を与えないように,プロジェクトに予備の期間を設ける。
ウ  テスト工程の遅延防止対策を実施する費用を納入業者が補償する契約を業者と結ぶ。
エ  テスト工程用のPCがなくてもテストを行える方法を準備する。

解説

(頭の準備体操)

リスク転嫁(リスク移転):リスクを第三者へ移転・転嫁(第三者と共有)する。

リスク回避:リスクの原因を除去する。

リスク低減:リスクの損失額や発生確率を低く抑える。

リスク受容(リスク保有):影響度が小さいので,許容範囲として受け入れる。


ア  リスク軽減
イ  リスク受容(正解)
ウ  リスク転嫁
エ  リスク回避

解答