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ITパスポート講座

★ 猫本 9-04 セキュリティ関連法規(その2) ★

ITパスポート 平成28年度秋期 問31

ネットワークに接続されアクセスが制限されているコンピュータに対して,システムのセキュリティ上の弱点を突いて侵入する行為を規制している法律はどれか。

ア  通信傍受法
イ  不正アクセス禁止法
ウ  プロバイダ責任制限法
エ  マイナンバー法

解説

(頭の準備体操)

不正アクセス禁止法:ネットワークに接続され,かつアクセス制限機能をもつコンピュータに対して,不正なアクセスを禁止する法律


ア  犯罪捜査のために,警察機関による通信の傍受を認めた法律
イ  「ネットワークに接続されアクセスが制限されているコンピュータに対して,システムのセキュリティ上の弱点を突いて侵入する行為を規制している法律」(正解)
ウ  インターネット上で誹謗中傷などがあった場合の,プロバイダの責任の範囲や削除請求,発信者情報開示請求ができる権利を定めた法律
エ  行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律

解答

ITパスポート 平成30年度秋期 問1

表はコンピュータa~dのネットワーク接続(インターネットなどのオープンネットワークに接続,又はローカルエリアネットワークに接続)の有無及びアクセス制御機能の有無を示したものである。コンピュータa~dのうち,不正アクセス禁止法における不正アクセス行為の対象になり得るものはどれか。

ア  コンピュータa
イ  コンピュータb
ウ  コンピュータc
エ  コンピュータd

解説

(頭の準備体操)

不正アクセス禁止法:ネットワークに接続され,かつアクセス制限機能をもつコンピュータに対して,不正なアクセスを禁止する法律


よって,アである。

解答

ITパスポート 平成30年度春期 問21

不正アクセス禁止法に関して,次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

不正アクセス禁止法で規制されている不正アクセス行為とは,ネットワークを通じて無断で【 a 】を使い,コンピュータにアクセスする行為などのことである。他にも,無断で【 b 】という行為も規制されている。

解説

(頭の準備体操)

「不正アクセス禁止法」で規制される行為(例)

・無断で他人の認証情報を使い,コンピュータにアクセスする行為

・無断で第三者に他人の認証情報を教える行為


不正アクセス禁止法で規制されている不正アクセス行為とは,ネットワークを通じて無断で【他人の認証情報】を使い,コンピュータにアクセスする行為などのことである。他にも,無断で【第三者に他人の認証情報を教える】という行為も規制されている。

よって,アである。

解答

ITパスポート 平成31年度春期 問29

公開することが不適切なWebサイトa~cのうち,不正アクセス禁止法の規制対象に該当するものだけを全て挙げたものはどれか。

a.  スマートフォンからメールアドレスを不正に詐取するウイルスに感染させるWebサイト
b.  他の公開されているWebサイトと誤認させ,本物のWebサイトで利用するIDとパスワードの入力を求めるWebサイト
c.  本人の同意を得ることなく,病歴や身体障害の有無などの個人の健康に関する情報を一般に公開するWebサイト

ア  a,b,c
イ  b
ウ  b,c
エ  c

解説

(頭の準備体操)

「不正アクセス禁止法」で規制される行為(例)

・無断で他人の認証情報を使い,コンピュータにアクセスする行為

・無断で第三者に他人の認証情報を教える行為


a. 「刑法の不正指令電磁的記録に関する罪(ウイルス作成罪)」の規制対象
b. 「不正アクセス禁止法」の規制対象
c. 「個人情報保護法」の規制対象

よって,イである。

解答

ITパスポート 平成29年度秋期 問27

不適切な行為a~dのうち,不正アクセス禁止法において規制される行為だけを全て挙げたものはどれか。

a.  Webサイトにアクセスしただけで直ちに有料会員として登録する仕組みを作り,利用者に料金を請求する。
b.  コンピュータのプログラムで様々な組合せのメールアドレスを生成し,それを宛先として商品の広告を発信する。
c.  他人のクレジットカードから記録情報を読み取って偽造カードを作成し,不正に商品を購入する。
d.  他人の利用者IDとパスワードを本人に無断で用いてインターネットショッピングのサイトにログインし,その人の購買履歴を閲覧する。

ア  a,b,c,d
イ  a,c,d
ウ  c,d
エ  d

解説

(頭の準備体操)

「不正アクセス禁止法」で規制される行為(例)

・無断で他人の認証情報を使い,コンピュータにアクセスする行為

・無断で第三者に他人の認証情報を教える行為


a. 「刑法の詐欺罪」において規制される行為
b. 「特定電子メール法」において規制される行為
c. 「刑法の電子計算機使用詐欺罪」において規制される行為
d. 「不正アクセス禁止法」において規制される行為

よって,エである。

解答

ITパスポート 平成29年度春期 問15・令和4年度 問9類似

不適切な行為a~cのうち,不正アクセス禁止法において規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。

a.  他人の電子メールの利用者IDとパスワードを,正当な理由なく本人に無断で第三者に提供する。
b.  他人の電子メールの利用者IDとパスワードを,本人に無断で使用してネットワーク経由でメールサーバ上のその人の電子メールを閲覧する。
c.  メールサーバにアクセスできないよう,電子メールの利用者IDとパスワードを無効にするウイルスを作成する。

ア  a
イ  a,b
ウ  a,b,c
エ  b

解説

(頭の準備体操)

「不正アクセス禁止法」で規制される行為(例)

・無断で他人の認証情報を使い,コンピュータにアクセスする行為

・無断で第三者に他人の認証情報を教える行為


a. 「不正アクセス禁止法」において規制される行為
b. 「不正アクセス禁止法」において規制される行為
c. 「刑法の不正指令電磁的記録に関する罪(ウイルス作成罪)」において規制される行為

よって,イである。

解答

ITパスポート 平成28年度春期 問2

不正アクセス禁止法で規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。

a.  Webサイトの利用者IDとパスワードを,本人に無断で第三者に提供した。
b.  ウイルスが感染しているファイルを,誤って電子メールに添付して送信した。
c.  営業秘密の情報が添付されている電子メールを,誤って第三者に送信した。
d.  著作権を侵害している違法なサイトを閲覧した。

ア  a
イ  a,b
ウ  a,b,c
エ  a,d

解説

(頭の準備体操)

「不正アクセス禁止法」で規制される行為(例)

・無断で他人の認証情報を使い,コンピュータにアクセスする行為

・無断で第三者に他人の認証情報を教える行為


a. 「不正アクセス禁止法」で規制されている行為
b. 無断で他人の認証情報を使った訳ではないので,「不正アクセス禁止法」で規制されている行為ではない。
c. 無断で他人の認証情報を使った訳ではないので,「不正アクセス禁止法」で規制されている行為ではない。
d. 無断で他人の認証情報を使った訳ではないので,「不正アクセス禁止法」で規制されている行為ではない。

よって,アである。

解答