5-02 クライアントサーバシステム
令和7年1月修了試験 問11
クライアントサーバシステムを構築する。Webブラウザによってクライアント処理を行う場合,専用のアプリケーションによって行う場合と比較して,最も軽減される作業はどれか。
- ア クライアント環境の保守
- イ サーバが故障したときの復旧
- ウ データベースの構築
- エ ログインアカウントの作成と削除
解答 ア
【頭の準備体操】
クライアントは,サービスを依頼するコンピュータ。
サーバは,サービスを提供するコンピュータ。
Webブラウザによってクライアント処理を行う場合,クライアントごとに専用のアプリケーションをインストールする必要がなく,専用のアプリケーションのバージョンアップやアップデートの作業も必要がない(サーバ側で行なうため)。 ⇒ クライアント環境の保守が軽減される。
令和6年1月修了試験 問12
稼働状況が継続的に監視されているシステムがある。稼働して数年後に新規業務をシステムに適用する場合に実施する,キャパシティプランニングの作業項目の順序として,適切なものはどれか。
- 〔キャパシティプランニングの作業項目〕
- ① システム構成の案について,適正なものかどうかを評価し,必要があれば見直しを行う。
- ② システム特性に合わせて,サーバの台数,並列分散処理の実施の有無など,必要なシステム構成の案を検討する。
- ③ システムの稼働状況から,ハードウェアの性能情報やシステム固有の環境を把握する。
- ④ 利用者などに新規業務をヒアリングし,想定される処理件数や処理に要する時間といったシステムに求められる要件を把握する。
- ア ③, ②, ④, ①
- イ ③, ④, ②, ①
- ウ ④, ②, ①, ③
- エ ④, ③, ①, ②
解答 イ
【頭の準備体操】
キャパシティプランニングは,将来の需要に対応するために,ITリソースの容量や性能の計画を作成すること。
- 次の順番に実施する。
- 1. 現行システムの稼働状況を把握する。(③)
- 2. 次期システムで求められるシステム要件を把握する。(④)
- 3. システム要件に基づき,システム構成の案を検討する。(②)
- 4. システム構成の案について評価し,必要があれば見直す。(①)