通信回線の伝送誤りに対処するパリティチェック方式(垂直パリティ)の記述として,適切なものはどれか。
解答 ア
【頭の準備体操】
パリティチェックは,ビット列に誤り検出用のビット(パリティビットという)を付加することで,ビット列の誤りを検出する方式。
垂直パリティは,ビット列の最後にパリティビットを1ビット付加して,そのビット列内に1のビットの数が偶数(偶数パリティという)か,奇数(奇数パリティという)になるようにする。
奇数パリティの場合(赤字はパリティビット)
(送信側)10110000 1の数が奇数個
↓
(受信側)10010000 1の数が偶数個
※1ビットの誤りがあるとわかる。
・1ビットの誤りを検出できるが,1ビットの誤りを訂正はできない(誤っているビットの位置が特定できないため)。
・2ビット以上の誤りがある場合は,誤りを検出できないことがある。
(例)2つのビットが反転した場合など。